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京都府福知山市・京都市・滋賀県大津市の塗装会社

シンセイ株式会社

プロタイムズ福知山店の北原です。

 

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こんにちは✨

今回は『外壁塗装におけるシーリングについて　中編』をお話いた

します。

前編はこちらから👇

https://sinsei-tec.info/?p=13850&preview=true

シーリングの役割などの込み入ったお話を中編と後編に分けてして

いきたいと思います。

 

外壁塗装におけるシーリングについて　中編

外壁におけるシーリングの役割

シーリング材とは、主にシリコンやポリウレタンなどから

形成される樹脂製品のことです。

水や空気を通さないため、物の隙間に注入することで密閉状態を

作ることができます。

私たちの身近なものの例としては、風呂場のタイルや浴槽と壁の

境目に埋まっているゴムのようなものがシーリング材です。

このシーリング材は、果たして外壁塗装においてどんな役割を

持っているのでしょうか。

建物全体を見ても、シーリングは外壁のほんの一部にしか

ありません。

しかし、建物全体を保護する上で、とても重要な役割を

していますので、その役割をご紹介していきます。

 

・ひび割れ防止・緩衝(かんしょう)

シーリング材はシリコン等の樹脂で形成されています。

ゴムのような弾力で伸縮性があるため、柔軟に形を変えることが

できます。

その柔軟性により、サイディングボードやALCパネルなどの

外壁材の継ぎ目(目地)に充填されたシーリングが、外壁材を

破損させないように、

緩衝材として衝撃を吸収してくれる役割を果たしています。

また、外壁は外気の温度差による膨張伸縮、地震の揺れなど、

目視では確認できないですが、外壁は常に何らかのダメージを

受けています。

それらのダメージを和らげるために、シーリング材を

使用するのです。

 

 

・防水効果

建物を劣化させる原因の一つとして、雨水などによる『水分』が

あります。

その水分が建物の隙間から内部に入らないよう、保護して耐久力を

担っているのもシーリングなのです。

 

・サイディングやALCパネルの隙間を埋める

シーリングなしでサイディングボードやALCパネルボードを

施工する場合、ボード同士の間に必ず隙間ができてしまいます。

そこから雨水が侵入することで建物内部に水が侵入し、

建物そのものの寿命が短くなってしまいます。

また、サイディングボードやALCパネルは固いため、地震などの

揺れでボード同士が接触して、破損の原因となります。

シーリング材はゴムの性質を持っており、クッション性に優れた

柔らかい素材です。

その性質により、サイディングボードやALCパネル同士の接触を

防いでいます。

よって、破損することなく長い寿命を保つことができるのです。

このようなことから、お住まいの寿命を延ばして安心した生活を

するためには、シーリングは欠かせません。

・外壁等の補修

サイディングやモルタル壁に大きなひび割れ(クラック)が

発生した場合、その補修にシーリング材が用いられることが

多いです。

サイディングの場合、下部に防水シートが張られているため、

万が一シーリングが破損していても、基本的には雨水が建物内部に

直接侵入してしまうことはありません。

しかし、長期間放置しておくと、防水シートが破損し、

その部分から外壁内部に雨水が浸透し、建物の構造体にまで

ダメージを及ぼしてしまう危険性もあります。

シーリングが劣化すると、外壁材への保護力が低下して建物を

危険に晒している状態といえますので、早めの補修を

おすすめします。

 

シーリングの交換時期の目安とは

・シーリングの劣化のサイン

シーリング材の寿命は一般的に5年〜10年とされており、

シーリング補修のタイミングは外壁と同じく10年がひとつの目安

です。

ただし、シーリングの劣化が酷く10年経過していなくても

補修を行ったほうがいい場合もあります。

その場合には劣化のサインを見て補修を行いましょう。

シーリングの交換時期となるサインは「ひび割れ」と「肉やせ」の

2つがありますので、それぞれ詳しくご紹介していきます。

・ひび割れ

シーリング材の性質として、ゴムのような弾力性があります。

それによりサイディングボードの変化や地震の揺れ等を吸収する

役割を備えているのですが、日射による紫外線を浴び続けることで

その弾力性を失ってしまいます。

シーリング材に含まれている可塑剤(かそざい)が気化してしまう

ことが原因であり、主に直射日光が当たりやすい南面のベランダや

外壁のシーリング部に、ひび割れが発生します。

※ひび割れをした場所からは雨水が入り込む恐れがあり、

そのまま放置すると破断したりすることもあります。

・肉やせ

シーリング材に含まれている可塑剤が気化するとひび割れに

なりますが、「肉やせ」は可塑剤が溶けてしまうことで

シーリングが細くなる現象が発生します。

原因としては、施工時のシーリング材や接着剤の量が

不足していた場合に発生します。

「肉やせ」を放置するとシーリング材が剥離し、

シーリング本来の役割を果たせなくなります。

シーリングの寿命がきてしまったら

シーリングにひび割れなどが生じ、それを気付かず

放置してしまうと、そのシーリング箇所から内部へ

雨水や湿気が侵入し、外壁の防水機能を低下させてしまう

可能性があります。

また、放置しすぎると建物の構造にまでダメージを及ぼす

可能性があります。

シーリングの劣化を見つけたら、放置せずに修繕することが

大切です。

 

次回は『外壁塗装におけるシーリングについて　後編』では、

シーリングの役割などを引き続きお話いたします。

 

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