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外壁塗装におけるシーリングについて 後編 

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こんにちは🎈

今回は『外壁塗装におけるシーリングについて 後編』を

お話いたします。

前編はこちらから👇

https://sinsei-tec.info/?p=13850&preview=true

中編はこちらから👇

https://sinsei-tec.info/?p=13903&preview=true

後編では、中編の続きの役割などの込み入ったお話を引き続きして

いきたいと思います。

外壁塗装におけるシーリングについて 後編

シーリングの「増し打ち」と「打ち替え」とは

防水工事(シーリング)は「増し打ち工法」と「打ち換え工法」の

2種類があります。

・増し打ち工法

既存のシーリングを残したまま、上から新しいシーリング材を

充填する工法です。

・打ち替え工法

既存のシーリングを完全に撤去し新しいシーリングを

充填する工法です。

上記でお話した通り、『打ち替え』は古い材を撤去しますが

『増し打ち』はそのまま上からシーリングを打ってしまいます。

ですが、『増し打ち』=手抜き工事という訳ではありません。

建物の部位により、増し打ちが適切な場合があるのです。

例えば、サッシ廻り(窓枠等)や外壁の入隅部です。

これらを増し打ちするの場合は下記のような状況の時です。

・サッシの形状等によって既存のシールが撤去出来ない場合。

・シーリングを撤去する際に外壁も一緒に剥がれてしまう

 恐れのある入隅部。

このようなケースの場合は、増し打ちによるシーリング補修が

適切になります。

 

シーリング材の種類とメリットデメリット

シーリング材は大まかに分類すると5種類存在します。

シーリング剤の成分はそれぞれ異なるため、特徴や特性を理解し、

場所によって適切なものを使い分けることが大切です。

ここでは、シーリングの種類ごとにメリットとデメリットを

ご説明いたします。

種類 メリット デメリット
シリコン 耐水性・耐熱性・耐候性に優れる

固まってからも弾力性がある

ガラス類にも使用可能

シーリングの上から塗装不可能

シーリング塗布した周辺を汚染する

ウレタン 弾力性が高く耐久力に優れている

資材との密着性が高い

シーリングの上から塗装可能

シーリング剤の中で耐久性No.1

紫外線に弱いため上から塗装が必要

劣化するとホコリが付着する

アルコールに弱い

アクリル 作業性が良い

シーリングの上から塗装可能

湿った場所に使用可能

耐久性が悪い(10年以内にひび割れる)

シーリングが縮む現象が起きやすい

変成シリコン カラーが豊富で上から塗装可能

シリコンオイルによる汚染の心配なし

負担のかかる場所でも耐久性がある

様々な場所に使用可能

相性の悪い塗料があるため注意が必要

プライマーが必要で手間がかかる

油性コーキング剤 耐候性のある皮膜を形成

木工用ボンドに近い

現在はあまり使われない

上記表の中でも外壁で主に使用されているのが以下の3種です。

耐用年数順に並べると「アクリル」<「ウレタン」<

「変性シリコン」となります。

 

シーリングの先打ちと後打ちの違い

サイディングボードを塗装する際、防水(シーリング)工事を

先に施工する『先打ち』と後に施工する『後打ち』というものが

あります。

・外壁塗装前にシーリング→先打ち

・外壁塗装後にシーリング→後打ち

※新築の場合は、予め工場で塗装したボードを現場で貼り合わせる

ため『後打ち』になります。

シーリング材を打つタイミングは、『外壁塗装に使う塗料

シーリング材の種類』『職人の施工方法』等によって

異なります。

外壁塗り替えの際は、一般的な顔料の塗料であれば『後打ち』が

基本となります。

『後打ち』をおこなう塗料の代表例としては、『クリヤー塗装』が

あります。

しかし、ほとんどの塗料メーカーは『後打ち』を推奨しています。

これに関しては、おそらくメーカー側が責任を持てないという

ことだと思われます。

シーリングの『先打ち』と『後打ち』にはそれぞれメリットと

デメリットがあるため、それをご説明いたします。

↓↓図で表すと下記のような感じです。

先打ち

【メリット】

・シーリング材の上から塗装を塗るため、シーリング材を雨風、

紫外線から保護することができます。

よって、劣化の進行を遅らせてシーリングの寿命を延ばすことが

できます。

・シーリング材の上から塗装することで、外壁と同じ色に

なります。よって、シーリング部分を目立たなくすることが

できます。

【デメリット】

・シーリング材は塗料塗膜よりも柔軟性があるため、塗膜が

シーリング材の柔軟性に負けてひび割れてしまうことがあります。

後打ち

【メリット】

・シーリング材の上に塗装しないため、シーリング材の上で起きる

塗膜のひび割れが起きず、綺麗な状態を保てます。

【デメリット】

・シーリングが剝き出しの状態なため、劣化の原因となる紫外線の

影響をそのまま受けてしまいます。そのため、『先打ち』よりも

シーリングの耐久が劣ってしまいます。

 

前編・中編・後編と長くお話しましたが、防水工事(シーリング)は

大切なお家にとって、とても重要な工事になります。

なので、外装でいうと屋根や外壁等のシーリング部分を

ご覧になられて、『大変だ!』や『見ても分からないなぁ』などが

ありましたらいつでもご相談くださいね!!!!!

 

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執筆者/監修者

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 営業事務スタッフ

北原 優姫乃

趣味:運動
座右の銘:明るく元気に

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